2009年08月03日

愛宕山の千日詣

「伊勢へ七度(ななたび)、熊野へ三度(みたび)、
           愛宕さんへは月参り」


という言葉があります。
昔の都人は
三重県の伊勢神宮へ人生で7回お参りし、
和歌山の熊野へは3回、そして
京都市の愛宕山(あたごさん)へは
毎月登るのが望ましいとされていました。



愛宕山は、京都市内でぴかぴか(新しい)一番高い山ぴかぴか(新しい)です。

(This is the highest mountain in Kyoto-city!)

愛宕山.jpg




山頂に愛宕神社があります。

標高が高いので、冬も早くから境内一円が冠雪します。


愛宕山 (3).jpg


この神社は、火伏せの神様なので
京都の古い家々や飲食店はみんな
愛宕神社の「火廼要慎(ひのようじん)」のお札を台所に貼っています。


愛宕山 (36).jpg


本来なら毎月お参りするべきところなのでしょうが、
いかんせん、高い山の上ですので、
毎月登山なんて無理Hello

そんな人のために(?)
この神社では昔から
7月31日に「千日詣(せんにちまいり)」という行事があります。

毎年、7月31日の夜三日月に登山し参詣した者は、
ぴかぴか(新しい)一千日お参りしたのと同じだけの御利益ぴかぴか(新しい)があるそうです。

更に、この日に3歳までの子供が登ったならば、
その子は一生「火難」に遭わないといわれています。

愛宕山 (17).jpg


実際に小さな子供連れがとても多いです。

愛宕山 (20).jpg


みゅうは4年前の千日詣に登ったことがあるのですが、

茶麻呂とさつきに3歳までに登らせたら一生「火難」に遭わなくて済むと思い、連れて行こうと思い立ちました。


この子たちが火難に遭わないということは
わんこが留守番してる時に
家が火事にならないということにもなりますしね家




ところが・・・




この言い伝え、できたのはかなり昔・・・




ということは・・・・・




3歳のうちまでに登れっていうのは・・・・





数え年でってこと!?がく〜(落胆した顔)


現在、2わんとも満2歳犬(笑)犬(笑)

しかし数え年となると・・・

2007年生まれのさつきは3歳ですが・・・

2006年生まれの茶麻呂は


数え年で4歳!!(((( ;゜Д゜)))あせあせ(飛び散る汗) アレー!!




まぁ、ふたりはいつも一緒にいるのだから、
さつきが一生火難に遭わないなら
茶麻呂もまた安泰揺れるハートってことだよね。

だから茶麻呂はお留守番ね家
2匹連れて登山なんて無理だからHello



ショック茶麻呂.JPG

上そんなぁ!ヤでしゅ。僕も行くでしゅ犬(泣)


だってさ〜、
さつきは重いし・・・
荷物はたくさんあるし
私に体力は全くないし、

無理やんたらーっ(汗)


リュックで寝る.JPG

上さっちゃんだけズルいでしゅ犬(泣)


リュックの上でスタンバイしてもダメだよ〜Hello

まぁ、今度一緒にお出かけするから、
今夜はお留守番がんばってねグッド(上向き矢印)


フテ寝する茶麻呂を横目に、
夜21時半に出発家


今回は表参道ではなくて、
裏道のサカサマ峠=首無地蔵経由のルートで登ります。
(そのほうが多少楽に登れるから顔(イヒヒ)


愛宕山 (4).jpg

文字通り、首の無いお地蔵さんが道しるべとなっている
首無地蔵地点位置情報


夜に懐中電灯で照らすと不気味ですがく〜(落胆した顔)あせあせ(飛び散る汗)


カメラとか三脚とか飲み水や防寒具など
荷物だけでも10kg近くあるので

さつきには緩やかな道だけでも歩いてもらおうと思ってたのですが・・・

折しも雨が降っており雨、足元がぬかるんでいるし
水たまりが大きく深くできています霧。更に
霧が深く霧、真っ暗闇に懐中ライトを照らしても
光が反射して足元があまり見えません。


なので、最初からスリングに入れて登るはめに(>_<)顔(え〜ん)


懐中ライトを消すと全く何も見えないほどの暗闇。

表参道は今夜だけは夜通し提灯がついているのに
裏道は本当に真っ暗です。



そのうえ、スリングから出ているさつきの頭が
雨に打たれて
だんだん水を吸って重くなっていくしたらーっ(汗)たらーっ(汗)


そんな感じでふらふらしながらも山頂に到着。
登山慣れしたグループと偶然ご一緒できたおかげで
何とか無事に登れました。

愛宕山 (6).jpg

Sさん御一行様、ありがとうございました。




愛宕山 (5).jpg

山頂付近は提灯もいっぱい出ていて明るいですね。

早速、拝殿前で記念撮影。


愛宕山 (7).jpg

上「無事、登頂でしゅ犬(笑)


犬が山頂地点位置情報にいることに
皆が驚いてましたが、


さつきさん、

あなたは一歩も登ってないから!犬(足)


そんな得意げな顔しないでいただきたい。

愛宕山 (12).jpg

こんな感じで登山中はスリングの中で寝てましたからね・・・顔(チラッ)


愛宕山 (14).jpg


雨と涼しさのおかげで霧がでています。


本殿にもお参りします。

愛宕山 (9).jpg


みんながお願い事をしている中で・・・


さつきはどうしていたかというと・・・



愛宕山 (8).jpg

上ちょっと!私の願い事聞くでしゅよ!ご飯エサたっぷりお願いしましゅ!!」



ちゃっかり自分のお願い事を
必死でしておりましたたらーっ(汗)



愛宕山 (10).jpg

上これで毎日ご飯たっぷりでしゅね犬(笑)エサ



さつき、ここの神様は火除けの神様なんだってばあせあせ(飛び散る汗)


愛宕山 (11).jpg

上そんなぁ。こんなに濡れてまで頑張ったでしゅのに・・・・


いや、君は何も頑張ってないからダッシュ(走り出すさま)

私が登ってる時、スリングの中で鼻いびき聞こえてたからねダッシュ(走り出すさま)ダッシュ(走り出すさま)



ちなみに、今年は登り始めが遅かったので
護摩焚き神事は見られませんでしたが、

夜の9時から山伏たちによるぴかぴか(新しい)護摩焚き神事ぴかぴか(新しい)があります。
(以下は4年前の写真です)

愛宕山 (23).jpg

愛宕山 (24).jpg


ホラ貝を吹きながら山伏が参上。

愛宕山 (25).jpg


愛宕山 (26).jpg


四方に矢を放って魔よけをします。


それからヒバを積んだ山に火をつけます。


愛宕山 (27).jpg

愛宕山 (33).jpg




人々の願い事が書かれた護摩木も呪文を唱えながら
燃やしていきます。

愛宕山 (32).jpg

愛宕山 (34).jpg

愛宕山 (35).jpg



カメラを構えている人たちも、
煙に耐えながら見守ります。
というか、本当に目が痛くなりますふらふら

愛宕山 (28).jpg

愛宕山 (29).jpg



こうして燃えきったヒバの葉も持ち帰ると火除けのお守りになるそうです。


さてさて、この神事が終わると、
次は午前2時の朝御饌祭という鎮火神事まで特に行事がありません眠い(睡眠)

そのため、人々は山頂で仮眠します眠い(睡眠)



愛宕山 (18).jpg


拝殿の廻廊ぞいに雑魚寝するカッパ姿の人々。



愛宕山 (19).jpg

赤ちゃんも熟睡。



子供二人を前と後ろに背負う父親と
重たい子供の荷物を抱える母親
という家族連れもよく見かけました。

愛宕山 (20).jpg


夜通し行事なのに子供が多いのは
やはり3歳までに詣でさせておきたいからなのでしょうね。

それにしても子供2人って20kgはあるだろうに
それをかついで登山だなんてお父さんは大変ですね〜目

午前2時の鎮火神事は意外と地味で
拝殿の中でひっそりと行われます。

0483_edit.JPG

485_edit.JPG



そして、多くの人はご来光晴れを拝んでから山を下ります。


帰りは表参道から帰ることにしました。

時計朝4時半に山を下り始め、延々と下り続けますくつ

愛宕山 (39).jpg


2時間半くらいかかりますあせあせ(飛び散る汗)
上さつきは相変わらずスリングの中です。


暁から曙へ変わったころ、

山の切り開けた場所から
通常はぴかぴか(新しい)雲海ぴかぴか(新しい)が見えるのですが、
雨上がりでぼんやりとした霧が見渡せて幻想的でした。

愛宕山 (38).jpg


上まさに長谷川等伯の「松林図」のように
けぶるような霧に浮かび上がる樹々。

一瞬だけ(本当に一瞬だけだけど)疲れが吹っ飛びました。

朝の7時過ぎに下山でき、
周りはすっかり明るくなっていました。

愛宕山 (42).jpg

上疲れましゅた犬(泣)


途中でくつ体力に限界を感じたので
さつきをスリングから下ろして歩かせました犬(足)犬(足)
道のりの1割くらいは歩いてくれたかなわーい(嬉しい顔)


下山中のさつきは
座り込み抗議で歩行拒否を繰り返していましたが
何とか頑張ってくれました犬(足)犬(足)

愛宕山 (43).jpg

上くたくたでしゅ。もうテコでも動きましぇんからね!



あらそう。もう少し行ったらかき氷売ってるんだけどな〜グッド(上向き矢印)


愛宕山 (52).jpg

上山登り楽しかったでしゅね〜ぴかぴか(新しい)犬(笑)ぴかぴか(新しい)



釣られて豹変顔(なに〜)

どこにそんな体力が残ってたんでしょう〜。


汗と泥でぐちゃぐちゃの体で帰宅して、
お風呂に入ったら、朝から爆睡でした眠い(睡眠)

さつきは帰りのバスの中で大イビキ眠い(睡眠)でした。

さっちゃん、お疲れ様犬(足)
茶麻呂、家お留守番ごくろうさん。




<おまけのかるた>

鏡餅〜平成いろはかるた〜鏡餅


かるたー39ゆ.jpg


次は・・・・「め」!



【おまけクイズ】

今日のかるたの読み札は何でしょう・・・・!?exclamation&question


ニックネーム みゅう at 01:39| Comment(6) | TrackBack(0) | 京都の寺社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みゅうちゃんおはよう
記事読ませていただいていますが
愛宕さん参りに行ったんですね
何時にと思いきや夜ヤン!!!!
スゴイスゴイがんばったね
これでご利益きっとあると思います

ウチの回りの家々もやはりこのお札
もらう為に亀岡から当番制で愛宕さん参りに
いきます、でも千日詣は知らなかったなぁ
1度途中まで行った記憶あるけど
結構つらい山歩きだと思う

みゅうちゃんがさつきちゃん連れて愛宕さん登った事に拍手だよ
ポチポチポチ 連打です
Posted by ちゃこ at 2009年08月03日 10:22
あんころです
ご無沙汰してます
茶麻呂君お留守番だったんだ〜
リュックでスタンバイしてるなんて可愛い黒ハート
みゅうさん、茶麻呂君
さつきちゃんお疲れ様ですexclamation
Posted by あんころ at 2009年08月03日 23:41
アロハ〜!
若いご両親も子供のためにがんばるんですね〜。
だんだん、こういう行事も廃れてきてるかなと思ってたんですが、さすがに京都!
これで、さつきちゃん+便乗茶麻呂君で火の元安全。
本当に、火事現場で逃げ切れなくて、焼死しちゃうペット多いそうです。
中にペットがいることも、分からないまま。。
家中で一人安全なら、家族全員安全。
みゅうさん、良く頑張りました!Clap
Posted by モリーママ at 2009年08月04日 16:17
魚ちゃこさん>亀岡から当番制なんですね!京都市内の町内会で当番制で登山しているところはよく聞いたことあるのですが・・・亀岡市からだと裏側から登るルートありますよね。めっちゃ勾配がきつくて大変そうじゃないですか!!それが当番で回ってくるなんてすごいなぁ・・・。


魚あんころさん>こちらこそご無沙汰してます。リュックの上とか、手提げカバンの上とか、やたら私が出掛ける物を覚えてはその上で寝ています。玄関で寝ていたら叱られるので、寝過して置いていかれないように彼も必死ですね(笑)。


魚モリーママさん>明らかに子供2人だけで20kg以上あるのを抱えて、さらに奥さんがへたれてて片腕で支えてる剛腕なパパさんもいました・・・。子供が満2歳までに登るように、っていうのは、なまじ育っちゃうと抱っこもできないっていう戒めかもしれませんね(笑)。モリーママさんのブログで紹介されていた「ペットアラート」のシールすごくいいなぁって思います。日本でも「ペットが中にいます」って書かれたステッカーとか発売してくれたらいいのに・・・って思いますね。
Posted by みゅう at 2009年08月04日 23:15
みゅうさん凄いね
さつきちゃん抱っこして登山したの?
若いわねぇ〜、私だったら無理だわ!

これでさつきちゃんと茶麻呂ちゃんも?火難には遭わないね

そだ、首なし地蔵さんは私の実家(生まれたところ)にもあります
本当に首から上がなくて同じです
全国にも首なし地蔵さんってあるんですね
Posted by bibi at 2009年08月12日 13:00
魚bibiさん>重かったです。年甲斐もなく頑張りすぎで途中でダウンしちゃいましたよ(^−^;;;  友達がさつき以外の荷物を持ってくれてやっとこさ遂行できました。彼女がいなければきっと途中でのたれてたなぁ・・・。
 首無地蔵はおそらく明治維新の時の廃仏毀釈の際に首を落とされたのがほとんどでしょうね・・・。ほかの地域でもちらほらあると思います。
Posted by みゅう at 2009年08月12日 23:03

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